子どもがおやつに興味を持ち始めると、「ポテトチップスって何歳から食べていいの?」と気になりますよね。
大人には身近なお菓子ですが、ポテトチップスは塩分や油分が多く、小さい子どもには少し負担になりやすい食べ物です。軽い食感で食べやすそうに見える一方で、味が濃くなりやすく、つい食べすぎやすい点にも注意が必要です。
この記事では、ポテトチップスは何歳から食べられるのか、子どもにあげるときの注意点、初めて食べさせるときのポイントをわかりやすく解説します。
ポテトチップスは何歳から食べられる?
ポテトチップスは、2歳頃以降を目安に、ごく少量から始めるのが安心です。
ただし、これは「食べられることがある」という目安であって、積極的におすすめしたいおやつという意味ではありません。農林水産省の食事バランスガイドでも、おやつはお菓子に限らず、栄養を補えるものも含めて考えることが勧められています。
年齢だけでなく、次のような様子が見られるかも大切です。
- 座って落ち着いて食べられる
- よく噛んで食べる習慣がある
- 濃い味のお菓子をまだ食べすぎていない
- 食べる量を大人が調整できる
ポテトチップスは、赤ちゃん向けや幼児向けに作られたおやつではなく、大人向けに近いスナック菓子です。離乳食期や1歳頃に急いであげる必要はありません。
1歳でポテトチップスは食べられる?
1歳でポテトチップスをあげるのは、あまりおすすめされません。
理由は、1歳頃はまだ味覚や消化機能が未熟で、塩分や油分の多いお菓子は負担になりやすいからです。厚生労働省の資料でも、ポテトチップスはおやつの中でもエネルギーが高い例として挙げられています。
また、子どもは濃い味に慣れやすいため、早いうちからポテトチップスのようなお菓子を習慣にすると、シンプルなおやつや薄味の食事を好まなくなることがあります。農林水産省の資料でも、塩分や糖分、飽和脂肪酸などの過剰摂取には注意が必要とされています。
どうしてポテトチップスは注意が必要なの?
ポテトチップスは軽くて食べやすそうに見えますが、小さい子どもには気をつけたい理由があります。
塩分が多くなりやすい
ポテトチップスはしっかり味がついていることが多く、子どもには濃く感じやすいお菓子です。幼児の塩分摂取は控えめが基本で、家庭内でも食塩摂取量を減らすことの重要性が指摘されています。
油分が多い
揚げて作られている商品が多いため、見た目以上に油分があります。たくさん食べると、胃腸に負担がかかったり、お腹がゆるくなったりすることもあります。塩分や脂質の摂りすぎは避けたいとする農林水産省の資料とも考え方は一致します。
食べすぎやすい
1枚が軽いので、子どもがどんどん手を伸ばしやすいお菓子です。袋のまま渡すと量の調整がしにくく、気づかないうちに食べすぎることがあります。
食べ方によってはむせることがある
ポテトチップスはパリパリしていて、口の中で細かく割れます。消費者庁は、菓子類を含む食品で子どもの窒息事故が起きているとして、食べやすい大きさにすることや、遊びながら・歩きながら・寝転んだまま食べさせないことを呼びかけています。食品による窒息死事故では、14歳以下の事故のうち食品が約17%を占め、そのうち87件が6歳以下だったと公表されています。
初めてポテトチップスをあげるなら何歳ごろが安心?
初めてあげるなら、2歳前後をひとつの目安にすると安心です。
この頃になると、食べ方が少しずつ落ち着いてきて、座っておやつを食べることや、少しずつ口に入れることができる子も増えてきます。ただし、2歳を過ぎていても、
- 口いっぱいに入れやすい
- おやつを急いで食べる
- よくむせる
- 食べながら歩く
という場合は、まだ慎重にしたほうが安心です。
ポテトチップスを初めてあげるときのポイント
初めてポテトチップスを食べさせるときは、量と食べ方に気をつけることが大切です。
まずは1〜2枚程度から
最初はほんの少しで十分です。
子どもが欲しがっても、その日にたくさん増やさないほうが安心です。
袋ごと渡さない
袋のまま渡すと食べすぎやすいです。小皿に少しだけ出して、食べる量を最初に決めておきましょう。
必ず座って食べる
消費者庁も、遊びながら、歩きながら、寝転んだまま食品を食べさせないよう注意を呼びかけています。ポテトチップスのような軽いお菓子でも、食べる姿勢は大切です。
飲み物を一緒に用意する
お茶や水があると、口の中が乾いたときにも安心です。食べるペースを落ち着かせる助けにもなります。
うすしお味なら早めでも大丈夫?
うすしお味でも、小さい子どもには慎重に考えたほうが安心です。
大人にとっては薄味でも、子どもには十分濃いことがあります。また、塩分だけでなく油分の多さは変わりません。味が薄めだからといって、1歳頃から積極的にあげてよいお菓子とは言いにくいです。塩分の摂りすぎに注意すべきという点は、公的な食育資料とも合っています。
コンソメ味やのり塩は何歳から?
コンソメ味やのり塩などのしっかり味がついたタイプは、さらに慎重に考えたほうが安心です。
味が濃くなりやすく、子どもが「もっと食べたい」と感じやすいこともあります。初めてなら、濃い味の商品よりも、まずは量を少なくすることを優先したほうが安心です。
毎日食べてもいい?
ポテトチップスは、毎日のおやつには向きにくいです。
農林水産省の食事バランスガイドでは、おやつをお菓子だけに固定せず、食事で足りない栄養を補う考え方も示されています。
ポテトチップスは楽しみとしてたまに食べるお菓子にはなっても、日常的なおやつの中心にすると、塩分や脂質に偏りやすくなります。
子どもにポテトチップスをあげるときの注意点
子どもにポテトチップスをあげるときは、次の点に気をつけましょう。
食べている間は見守る
消費者庁は、食品による窒息事故予防のため、食べているときの見守りを大切にするよう呼びかけています。特に小さい子どもは、急に口へたくさん入れることがあるので注意が必要です。
食事に影響しない量にする
ポテトチップスは少量でも満足感が出やすいお菓子です。食事前に食べすぎると、ごはんが入らなくなることがあります。
包装も子どもに持たせっぱなしにしない
消費者庁は、お菓子の包装フィルムやシールなどの誤飲にも注意を呼びかけています。必要に応じて包装を外してから食べさせる工夫も安心につながります。
ポテトチップスより先に試したいおやつは?
ポテトチップスの前に、もっとやさしいおやつから始めるのがおすすめです。たとえば、
- 果物
- 蒸しパン
- ヨーグルト
- 赤ちゃんせんべい
- 幼児向けビスケット
- おにぎりやさつまいも
農林水産省の資料でも、おやつはお菓子だけでなく、栄養を補えるものを上手に取り入れる考え方が示されています。
まとめ|ポテトチップスは2歳頃以降にごく少量からが安心
ポテトチップスは、2歳頃以降を目安に、ごく少量から始めるのが安心です。
ただし、積極的におすすめしたいおやつではなく、塩分や油分が多く、食べすぎやすいスナック菓子です。特に1歳頃はまだ早いことが多く、日常的なおやつには向きにくいでしょう。公的資料でも、おやつは栄養を補う視点や、塩分・脂質の摂りすぎに配慮する考え方が示されています。
初めてあげるときは、少量だけを小皿に出して、必ず座って、見守りながら食べさせることが大切です。
「何歳から食べられるか」だけでなく、
その子が安全に食べられるか、濃い味に慣れすぎないか、量を調整できるかを見ながら進めてくださいね。